車でガタガタ道を走り抜け、ハッラーンへ
今回のトルコの旅の最南東の目的地、ハッラーン(ハラン)。
東トルコではとても興味深い景色にたくさん出会えます。すべてが新鮮でした。トルコは東西で文化も人も様々。それを肌で感じることができました。
向かうまでの道のりは文字通り平坦ではなかった…。すごく揺れたし、野犬が飛び出してきたり、牛が道路を渡ったり。
貴重な考古遺跡
ハッラーンは、古代メソポタミア北部とシリア北部の中心都市だった場所。
茶色の風景。ドライな茶色い大地が広がっています。
この場所の空気は独特で、穏やかなんだけれどぴりっとしていて…忘れることができません。
ここからシリアの国境までたったの26km。ガイドさんが「あっちがシリアだよ!」と指さした方向の写真を撮りました。シリアを感じられた場所。
ハチの巣箱のような三角形の住居 ビーハイブ・ハウス
昔は実際使われていましたが今は観光用のビーハイブ・ハウス(ハチの巣箱のような三角形の住居)が立ち並んでおり、中を見学することができます。この家は泥レンガでできていて、木材は一切使われていないとのこと。
現在は実際に住んでいる人はいなさそうでした。(今は皆、別のところに住んでいるそうです。)
ガイドさんが熱心に誰かと電話で話しながらここに連れてきてくれました。このハランの持ち主と色々交渉しつつここまでの道を聞いていたのだと思われます。
ビーハイブ・ハウスの中には様々なものが飾ってあり、一部は販売もしているようでした。途中で、子供が伝統的なドレスを売りに来ました。
1980年代までは実際住居として使われていたそうです。興味深い品がぎっしり。
カフェが併設されている場所もあるので、時間があれば歴史に浸りながらゆっくりお茶やコーヒーを飲むのも良いかもしれません。
近代的な建物がひとつもない場所
にわとりが放し飼いになっています。ラクダも!
ハランは独特の雰囲気を肌で感じられる場所です。
古代の暮らしを思いながら、しばらくぼーっと景色を眺めていました。